クレジットカードは、お店で買い物をするときに提示して支払いを後に回す、という話をあちこちの記事で書いてきましたが、前回、同じカードだけどデビットカードというのがあってこれは買い物のときに直接あなたの銀行口座の残高から支払いに当ててしまう、というATMいらずなカードのことをご紹介しました。
よく見ると、クレジットカードとデビットカード、見た目が変わりがありません。でもデビットカードは ATMに入れたらあなたの銀行口座からお金を引き出すことが出来ます。クレジットカードもデビットカード(というか銀行のキャッシュカード)と同じように ATM に入れて予め決めてある暗証番号を入力して金額を指定すると、その金額が同じように出てきてしまいます。でも、そのお金はどこから来るのでしょう。
キャッシング – 銀行口座が困った時のお助け、だけど。。。
もちろん、クレジットカードのときの支払い方法の裏技同様、借りたお金を期限より先に返してしまうことも可能です。ですので、給料日の前日に飲み会だった、ということでキャッシングで借りて、翌日の給料日に入った給料の一部ですぐに返済してしまえば、1日分の金利程度で済んでしまう、ということも出来てしまいます。10,000円あたり年率18%ならば1日 5円弱。こう考えると、自分の口座からATMで現金を引き出すときの手数料である108円から216円より安く上がるかも、と考えてしまいますよね。
ちなみに、キャッシングはクレジットカードの発行会社だけが行っているわけではなく、よく耳にする「消費者金融」とか「サラ金」と呼ばれるタイプの消費者向けの貸付を行っているところも、基本的にはキャッシングで一括で返せる額を貸して、翌月にちゃんと返せる人か確認してから、次に説明するカードローンに誘導して「卒業できなくなる」はめに陥ることもありますので、ご注意を。。。
カードローン – さらに現金を借りやすく、返しやすく。。。ほんと?
さらに、銀行さんもカードローンを発行しています。
違いはどこにあるのでしょう。単純に金利の違い、であり、それは審査の厳しさの違いに反映されます。金利が高い方が審査は緩く、金利が低いほど審査は厳しくなります。また、金利については銀行のカードローンが低く、クレジットカードと消費者金融は実はあまり違いがない、というのが実感です。ということは。。。銀行のカードローンは宣伝しているけれども、ちょっと敷居が高い、ということが見えてきますね。
カードローンはオススメなの、FPさん?
上記でちらっと書きましたが、ATM手数料をうまく回避しながら現金を引き出したり使いたい、というニーズとスケジュール管理がしっかり出来るのであれば、多分有効に使えるのではないでしょうか。
ただ、もし住宅ローンを借りて家やマンションを買いたい、というあなたに言えることは
「いますぐ使っていない消費者金融やカードローンは全て解約して、使っているものも出来るだけ一番金利の低いのにまとめるようにして、利用件数を減らしてください。」
です。というのも、住宅ローンを借りる時に、貸し手である銀行さんはローンを使って買う土地や建物を見るだけでなく、あなた自身の返済能力も確認します。その時にこれから借りる住宅ローンだけでなく、その他の金利の高いローンを借りていたら、返済できるだろうか、もしくは金利の高い方を優先して返すのではないか、と心配するのが普通ですよね。仮に借りていなくとも、カードローンの契約を持っているだけでも、いつでも借りることができる、という意味ですので、慎重になります。
実際に、カードローンだけでなくクレジットカードもショッピング用の信用を使っている、とみられますのでクレジットカードも減らせ、という人もいますので、どこに重点を置いて借りる・借りられる体制を作るか、ということを考える必要がありますし、そのお手伝いをするのがFPのお仕事なのでご相談くださいね。。
まとめ
いや、本当にカードローンやキャッシングについては
ご利用は計画的に
やらないと、本当に大変なことになりますので注意してくださいね。
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